読んだ本の感想編-12-1月号「空色勾玉」「羊と鋼の森」「風が強く吹いている」他
本当は月に7冊読んでみたかった。
しかしそれは叶わず…原因としては、気持ちの問題が大きいかな。毎日30-80ページしか読まないのがいけないのねそうなのね。
(帰宅時間就寝時間の都合もありますが、休みの日もそんなに読んでないんだよなあ…)
読んだ本はこちらです。
完読本
①掟上今日子の備忘録
ページ数:338
西尾維新作品のなかでも比較的独特感薄めのようで、元から興味もあったので購入。
今日子さんにいかに魅力を感じられるかで面白さも変わってくるかなと思います。私的には普通に読みやすかったかなあと。ミステリーものですが私自身は読み手として謎を解く気は全くないです(笑)。
すでに何巻も発売されているので全巻買うかは未定。
②空色勾玉
ページ数:541
風景描写がとにかく繊細。古い時代のお話なので、歴史を知ってるとより分かりやすいのかな?と思ったけど知らなくても十分楽しめる。
私的に感動したのは稚羽矢の成長ぶりです!狭也とお幸せに…。
狭也に関しては行動に統一性がないというか、あっち行ったりこっち行ったりな面を駄目出しされている方も見かけましたが、確かに。ここだけが唯一のマイナスポイントでしたが、俯瞰的に見れば良作です。
ページ数:274
この作品はある意味衝撃的だったなあ…と。出会えた事に寧ろ感謝した方がいいのでは?なんて最近思い始めてます🤔
衝撃的と言っても、良い意味はあんまり含んでません。物語の世界でくらい、大きな展開があってほしいなんて願望があるという己の意識に気が付けました。
そう、この作品は本当に変化が少ないんです。言い換えれば起伏に乏しいというか。最後まで晴れやかな気分で読み終えられませんでした。
※以下ややネタバレ含む
主人公の外村君は、言って仕舞えば本当に凡庸な人なんですが、調律師を目指します。
一人前になりたい、と努力しますが中々報われない。この点は感情移入できました。
けれど、この後大きな飛躍を見せるわけでもありません。
最後の方でかなり嫌味とか言われていた人に間接的な表現といえど認めてもらえてるのはまだ救いですかね。
主人公の成長を明瞭に感じたい人には物足りないでしょう。成長度100%が最大ならこの小説は20%くらいじゃないですかね(そこは主観です)。
④風が強く吹いている
ページ数:672
良かったです。現在絶賛アニメ放映中の今作ですが、別段それを意識して購入したわけじゃないですwただ、三浦先生の作品は前から気になっていたので…。
登場人物に女1人だけ。他男。10人で箱根駅伝を目指し、走り抜くストーリーです。
箱根駅伝自体に興味があるわけじゃないですが、体育の授業なんかでマラソンをしてその時味わったような感覚は共感できる事から、走るって身近な事なんだなって再認識させられました。
今作の魅力はなんと言っても主要メンバー男10人の織り成すドラマでしょうね。
それぞれ一番仲の良い相手はいるけど、みんな仲良しなんですよね(仲が拗れることはあったとはいえ)そういうの見てて和まされるので、読んでいて楽しかったかなあ。
やっぱり読みどころは終盤、箱根駅伝パート!
こっちまでドキドキしてしまう疾走感溢れる描写に惹き込まれること間違いなし。
積読本と化した本
①鹿乃江さんの左手
ゆるめの百合三編もの。
2章だけ読んでません…。理由は後者と同じです。3章は評判を前から聞いてたのであーなるほど良いなと思った。先生視点とは中々新鮮。
②魔性.の男と呼ばれています。
BL。
すみませんギブアップしました。
理由としては、内容がどうとかではなく時間を置き過ぎたからです。。計画的に読みますorz
BLは本当に好みが分かれる印象です。受けと攻めの属性とか、書き手の描写とか。繊細なジャンルなんだね(納得)
以上です。2月も頑張って読みます。